松岡二十世とその時代―北海道、満洲、そしてシベリア

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  • サイズ A5判/ページ数 846p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818822504
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1020

内容説明

東京帝大新人会を経て渡北、小林多喜二『不在地主』の現場、富良野争議や月形村争議を指導・勝利するも、三.一五事件で網走に下獄。満洲で労働・農村問題に取り組む。敗戦。極寒のシベリアで「ひやくしようのよきひ」を夢見つつ果てた昭和の知識人、松岡二十世は何のために生きたのか。いま、亡母に告げる「父親回来了」。

目次

前編 大正デモクラシーから二・二六事件の昭和十一年まで(松岡二十世の学生時代―大正デモクラシーの終焉から激動の昭和へ;北海道農民運動のかがやき;北海道三・一五と旭川共産党事件;網走刑務所にて―網走番外地 ほか)
後編 日中戦争の開始からシベリアでの抑留死まで(前半が平時、後半が戦時―南京陥落で終わった昭和十二年;日本社会も二十世も変わっていった―東京もそして旭川も;東京へ、そして大連へ;日本の租借地、関東州大連にて―満洲の労働統制問題と関東州労務協会 ほか)

著者等紹介

松岡將[マツオカススム]
1935年2月、北海道樺戸郡月形村字知来乙生まれ。幼時を北海道上川郡剣淵村、旭川市などにて暮らす。のち、東京、仙台、三条(新潟)をへて、41年6月、渡満(関東州大連へ)。小学生時代を大連、新京(現・長春)で過ごし、終戦一年後の46年9月、満洲(新京)から仙台に引揚げ。東北学院中・高校を経て、58年3月、東京大学経済学部卒業後、同年4月、農林省入省。省内各局を経験して、72‐76年の間、外務省に出向し、在ワシントン日本国大使館勤務。帰国後、食糧庁、農蚕園芸局、構造改善局、経済局、大臣官房等を経て農水省国際部長、東海農政局長を歴任。86年退官後、ジェトロ、国際農業交流基金、FAO協会、IFPRI(国際食料政策研究所)等、内外の国際農業関係団体・機関に勤務。国際農業問題関係の多数の訳・著がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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