内容説明
『隋書』流求国は沖縄か。古代大和王権が支配した“南島”に沖縄は含まれるか。平安時代まで沖縄ではまだ縄文時代。両者の対照性を際立たせつつ、10世紀までの沖縄史を描く。
目次
第1章 首長国家群の誕生(弥生時代終末期)
第2章 大王の国家(古墳時代)
第3章 律令国家の誕生(飛鳥時代)
第4章 「流求国」は沖縄のことか(七世紀)
第5章 律令国家の展開(奈良時代)
第6章 『続日本紀』に現われる「南島」
第7章 律令国家の動揺と再編(平安時代前期)
第8章 摂関=藤原政権(平安時代中期)
第9章 一〇世紀までの沖縄諸島
著者等紹介
来間泰男[クリマヤスオ]
1941年那覇市生まれ。65年宇都宮大学を卒業。琉球政府農林局を経て、宇都宮大学大学院農学研究科(修士課程)を70年修了。同年国際大学講師。沖縄復帰の72年に統合新設の沖縄国際大学に移籍。82年教授。2010年退職。名誉教授。著書に『沖縄県農林水産行政史 第1・2巻』(農林統計協会、九州農業経済学会学術賞を受賞)、『沖縄経済の幻想と現実』(日本経済評論社、伊波普猷賞を受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 江戸思想史の再構築