内容説明
東アジア資本主義の類似性と差異性はどこにあるのか。国際関係、産業、環境、家族経営など多角的なアプローチにより、グローバリゼーション下の東アジアの多様性を解明する。
目次
第1部 国際関係(グローバル資本主義の危機と東アジア―台湾と日本の経験から;世帯を分析単位として見る地域内・地域間の移住―台湾における2002年度世帯調査から;台湾経済システムにおける証券化―政治的起源の初歩的考察;台湾航空業の形成―米華関係を中心に)
第2部 環境(環境保護文化における対立―台湾の奉茶志工と環境保護活動家;原子力神話の軌道力―無効化とディスコミュニケーションの政治)
第3部 産業(台湾ハイテク産業のグローバル人的ネットワーク―2000年代前半までの技術導入期を中心に;台湾における理系人材―不足の現状、政策、および台中相互の人材獲得の動き;日・韓・台エレクトロニクス企業の研究開発活動―イノベーション課題とその現代的特徴)
第4部 ファミリービジネス(台湾大企業における親族中核グループ問題;グローバリゼーション下の韓国財閥の経営戦略)
著者等紹介
郭洋春[カクヤンチュン]
1959年生まれ。立教大学大学院経済学研究科博士課程後期課程満期修了退学、修士(経済学)。現在、立教大学経済学部教授
關智一[セキトモカズ]
1970年生まれ。立教大学大学院経済学研究科博士課程後期課程中退、博士(経営学)。現在、立教大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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