内容説明
日本の近代化の象徴であった鉄道は、文学作品の中でもさまざまに描かれている。文学によって照らし出される、鉄道をめぐる喜怒哀楽、庶民の心性を通して「鉄道のもつ広範な文化環境」の一側面を浮き彫りにする。
目次
草創期の鉄道と文学
車室内の“風景”
駅という“場”
通り過ぎる列車の窓―鉄道の沿線から
軽便鉄道の息づかい
幻想/空想の中の鉄道
鉄道、この「恐ろしき」もの
労働の現場
著者等紹介
小関和弘[コセキカズヒロ]
1951年群馬県桐生市生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、和光大学表現学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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