内容説明
戦後の国際通貨体制をふまえつつ、サブプライム問題、リーマンショックへと至る過程とその影響を、主要国・地域の為替政策に焦点をあてて解明する。
目次
国際通貨体制の軌跡と世界金融危機
アメリカ
中南米
日本
中国
香港
台湾
韓国
アセアン諸国
インド
中東産油国
独仏・ユーロ圏
ベネルクス三国
中東欧・ロシア
アフリカ
国際通貨・金融問題とグローバル・ガヴァナンスの行方
著者等紹介
上川孝夫[カミカワタカオ]
横浜国立大学経済学部長、教授。専門は国際金融論、国際金融史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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葉
0
ボリュームがあり、値段も5700円と高いので図書館で借りてから購入を検討した方が良いかもしれない。地域アプローチによる実証というサブタイトルであるが、読み物の部分が多い。アメリカ・日本・台湾・ベネルクス三国などについて分析している。SDRを巡る議論やIMFの行動などについて後半で述べられている。1990年代の通貨危機に関しては、共通部分が事実上ないし制度上の固定相場制を維持していたこくに通貨危機が発生したと書かれている。新しいカヴァナンスについて金融機関や市場をG8などでカバーすることが書かれている。2014/09/24