内容説明
裁判所組織の規模が小さく法律家の数が少なかった日本の司法制度は、「小さな司法」と言われた。戦後司法制度を再検証し、平成の司法制度改革による新しい制度を分析する。
目次
第1章 小さな司法
第2章 弁護士市場の規制とその帰結
第3章 司法書士制度の史的展開
第4章 簡易裁判所の理念とその社会的役割
第5章 裁判所の内部組織と裁判官の独立性をめぐって
第6章 裁判官選任制度と裁判所組織の日米比較
第7章 司法規模拡大のコスト・ベネフィット分析
第8章 弁護士費用敗訴者負担法案(2004)年の経済学的分析
第9章 裁判員制度の導入と国民の司法参加
第10章 法科大学院の設立と法曹養成制度:人的資本理論の観点から
著者等紹介
木下富夫[キノシタトミオ]
1944年上海生まれ、香川県出身。1967年東京大学経済学部卒業。1974年同大学大学院経済学研究科中途退学。1975年武蔵大学経済学部専任講師。1990年同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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