内容説明
近代の歴史的終焉とどう取り組むのか。「世界市民論」「グローバル・シティ」「生活世界の不安」「身体・政治・文化」「沖縄の巫者」「アメリカ社会」を場として議論。
目次
第1章 近代の歴史的終焉とどう取り組むか
第2章 技術と哲学
第3章 コスモポリタン・シティズンシップにおける可能性と問題点
第4章 「グローバル・シティ」空間の射程
第5章 構築される健康不安と犯罪不安を問う
第6章 生の管理と情動のコミュニケーション
第7章 重なりあう場所と身体
第8章 アメリカ社会の展望
著者等紹介
山之内靖[ヤマノウチヤスシ]
東京外国語大学・フェリス女学院大学名誉教授。1933年生まれ。東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了、経済学博士
島村賢一[シマムラケンイチ]
放送大学ほか非常勤講師。1959年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了、社会学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マウンテンゴリラ
1
21世紀への挑戦、というタイトルに惹かれ、図書館で借り受けた。私のような世代にとっては、21世紀は未来というイメージがいまだに残っているが、現実には、すでに15年を経た現在である。あたりまえの話であるが、その事をあらためて感慨、いや嘆息と共に振り返らざるを得ないというのが、正直な心境である。ここで、テーマとしてあげられている、哲学(思想)、社会、環境、いずれも時代を反映する最大テーマであるが、この15年間で、未来への展望において、見るべきものが現れなかったと言えるのではないだろうか。→(2)2016/04/07