内容説明
「シティズンシップ」が持つ多義性と、その言葉をめぐる議論の多様性を重視し、いかなる論点がその射程に入るかを検討する。市民とは誰か。市民であるとはいかなることか。
目次
序論 シティズンシップ論とデモクラシー
第1章 「市民」概念の思想史的系譜
第2章 シティズンシップと公共性―政治における主体性と規範
第3章 シティズンシップとナショナリティ
第4章 シティズンシップと福祉国家―経済的シティズンシップという試論
第5章 ニュー・レーバーのシティズンシップ・モデル
第6章 インターネット時代のシティズンシップ―メディア・リテラシーとシティズン・リテラシー
第7章 グローバル・シティズンシップの可能性―地球時代の「市民性」をめぐって
著者等紹介
藤原孝[フジワラタカシ]
日本大学法学部教授。1945年生まれ。日本大学大学院法学研究科修士課程(政治学専攻)修了
山田竜作[ヤマダリュウサク]
日本大学国際関係学部准教授。1967年生まれ。シェフィールド大学社会科学部大学院Ph.D.コース(政治理論専攻)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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