内容説明
「海上の道」はあったのか。多くの先人研究から旧石器時代、縄文時代、弥生時代とつづく日本史と沖縄史をアジア諸国との関係性の中で読み解くシリーズ。
目次
第4章 縄文農耕と水田稲作(人類史における「農耕」の始まり;日本における縄文農耕と縄文稲作;水田稲作の伝来と弥生時代への移行 ほか)
第5章 「弥生~平安並行時代」の沖縄(農耕と水田稲作の問題;先島地域と縄文・弥生文化;「弥生~平安並行時代」の沖縄(まとめ))
第6章 稲作は沖縄を通って日本に伝わったか―新旧の「海上の道」をめぐって(柳田国男の「海上の道」論(一九六一年)
松本雅明の「海上の道否定」論(一九七一年)
佐々木高明の「新・海上の道」論(一九七一年/一九七三年) ほか)
著者等紹介
来間泰男[クリマヤスオ]
1941年那覇市生まれ。65年宇都宮大学農学部農業経済学科卒。琉球政府農林局に3年間勤務の後、同大学大学院農学研究科修士課程(1970年修了)。同年国際大学法経学部講師。沖縄復帰の72年に統合新設の沖縄国際大学商経学部に移籍。74年助教授、82年教授、その後の改組により、経済学部教授となる(2010年3月退職予定)。著書に『沖縄県農林水産行政史 第1・2巻』(農林統計協会、九州農業経済学会学術賞を受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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