出版社内容情報
未来社を創業、出版界の諸問題に苦言を促しつつ名著を世に送り出した西谷のエッセイと、丸山真男氏らとの座談を収録。
内容説明
1951年に未来社を創業、いらい流通問題をはじめ出版界の諸問題に苦言を呈しつつ、多くの名著を世に送り出した西谷能雄のエッセイと、丸山眞男氏らとの座談などを収める。
目次
1 出版とは何か(出版とは何か;出版と近代化;「出版とは、良書とは」何か;編集者とは何か;頑固固陋のすすめ―進歩と保守と反動について)
2 対話をとおして(座談会・未来社の15年その歴史と課題(内田義彦・木下順二・野間宏・丸山眞男・西谷能雄)
対談・出版界の現状と未来像(抄)(小林一博・西谷能雄))
3 著者とともに(木下順二著『夕鶴』;内田義彦著『経済学の生誕』;丸山眞男著『現代政治の思想と行動』(上・下)
著者と本の周辺)
4 付・追想西谷能雄(松本昌次)(あかあかと一本の道―追悼;本は志にあり―全身出版人・西谷能雄;『出版界の意識変革を索めて』にふれつつ―「本体」という名の後遺症;西谷能雄さんの大きな背中―「この人に会いたい」という問いに答えて)
著者等紹介
西谷能雄[ニシタニヨシオ]
1913年9月、北海道札幌生まれ。幼少年時代を佐渡におくる。県立佐渡中学を経て東京外国語専門学校入学、中退。1937年明治大学文芸科卒業、弘文堂に入社、取締役編集部長を経て1951年10月退社。同年11月未来社創業。代表取締役社長・会長を歴任。1995年4月29日没
松本昌次[マツモトマサツグ]
1927年10月、東京都生まれ。高校講師等を経て、1953年4月から1983年5月まで編集者として未来社に勤務。1983年6月影書房を創業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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