出版社内容情報
金融庁は規制改革の一環として、協同組織金融機関ついて審議をする。再燃した普銀転換の危機に晒された信金・信組は?
内容説明
株式会社化を迫られる信金・信組は、協同組織をどう守るのか。
目次
1 協同組織金融機関の存在意義(協同組織金融機関の制度的見直し論について;協同組織の存在意義再論;協同組織金融機関の今日的存在意義と経営課題 ほか)
2 海外の協同組織金融機関(欧州協同組合銀行と信用金庫の構造比較;現代社会に生きるクレジット・ユニオンから学ぶ新たな取組み;中小金融機関大再編政策の再来を憂う―「コミュニティ・バンク」を支持する明確な「民意」の取付けを)
3 中小企業にとっての協同組織金融機関(事業目的ゆえの協同組織;信用金庫制度の変遷と協同組織性;相互扶助精神と企業家精神の再興と連携―中小企業家の信用金庫・信用組合への期待 ほか)
感想・レビュー
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Piichan
2
日本人は、預金するところは銀行や郵便貯金(ゆうちょ銀行)という固定観念があると思われ、信用金庫・信用組合が銀行とほぼ同じ業務をしているということを知らない人がほとんどではないでしょうか。信用金庫・信用組合がこれからも発展していくには業務の認知度を上げる必要があると思います。東北地方太平洋沖地震後、地方を大事にしようという風潮が高まりつつあるなか、信用金庫・信用組合を利用することで地域に貢献できることをアピールすべきでしょう。 2013/05/19
奇人な鬼神
1
共同組織を有効に機能させられない世の中なのかもしれない。2009/04/18