出版社内容情報
企業の発展が労働者の雇用と昇進、生活の向上をもたらすと信じられてきた状況は大きく変わった。本書は労働と生活の総合性と相互関連を日本、英国、中国の比較をふまえ検証。
内容説明
格差拡大のもとで、労働と生活の総合性と相互関連が問われている。雇用、生産システム、職業教育、家族と社会的排除について、日本、英国、中国の比較をふまえ検証。
目次
第1章 労働と生活という視点
第2章 ミニマムの欠如と労働=生活問題
補論 団体生命保険の国際的受容と変容―保険に映った労働と生活
第3章 競争戦略と雇用・生活保障システム―企業競争力の視点から
第4章 職業教育の現状・課題・国際比較―内部労働市場型から生活連携型へ
第5章 中国における出稼ぎ労働者の「労働世界」―「珠江デルタ」の日系・香港系企業の比較
第6章 社会的排除とホームレス問題の研究動向―イギリスおよび日本
著者等紹介
本間照光[ホンマテルミツ]
青山学院大学経済学部教授(社会保障論・保険論)。1948年生まれ。小樽商科大学卒
白井邦彦[シライクニヒコ]
青山学院大学経済学部助教授(労働経済論・産業労働論)。1963年生まれ。中央大学大学院経済学研究科博士後期課程退学
松尾孝一[マツオコウイチ]
青山学院大学経済学部助教授(社会政策論)。1966年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)
加藤光一[カトウコウイチ]
信州大学農学部教授(比較農業構造論・北東アジア経済論)。1953年生まれ。九州大学大学院農学研究科博士課程修得。農学博士
石畑良太郎[イシハタリョウタロウ]
青山学院大学名誉教授(社会政策論・労働問題)。1932年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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