内容説明
デモクラシーは「未完のプロジェクト」であると同時に「時代と社会の鏡」でもある。したがって、それは常に自己検証を繰り返しつつ、理念と現実の緊張関係の中から、新たな地平と可能性を切り開かなければならない。
目次
はじめに 現代デモクラシーの位相について
第1章 現代日本人の民主主義への愛着心と政治意識
第2章 イギリス労働党の再生と社会民主主義の展望
第3章 ラディカル・デモクラシー論の可能性について
第4章 議会制民主主義における政党の憲法問題
第5章 「アジア的価値」と民主主義、ジェンダー
第6章 「アジア的価値論」と民主主義―地域研究者の視点から
おわりに 現代デモクラシー論の可能性について
著者等紹介
中道寿一[ナカミチヒサカズ]
北九州市立大学法学部教授
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