決済システムと銀行・中央銀行

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784818814165
  • NDC分類 338
  • Cコード C3033

出版社内容情報

決済システムは、基本的には預金振り替えのシステムであり、これを通じて預金はマネーとなるという認識の下に、電子マネー、金融の不安定性から、当面の金融政策にいたる論点を提起する。

内容説明

決済システムは基本的には預金振替のシステムであり、これを通じて預金はマネーとなるという認識の下に、電子マネー、金融の不安定性から、当面の金融政策に至る論点を提起する。

目次

第1部 ペイメントシステム(銀行の決済機能とは何か;ペイメントシステムへの「異業種参入」をどう考えるか;ペイメントシステムのリスクと銀行の本質 ほか)
第2部 現代の貨幣と銀行・中央銀行(ペイメントシステムから銀行システムを考える;オーバーローン論再考;ペイメントシステム・準備預金および中央銀行―E.F.Famaのアカウンティング・システムの検討 ほか)
第3部 金融不安定性と銀行システム(金融システムの安定性とナロウバンク論;ナロウバンク論批判;金融システムの危機とセイフティネット)

著者等紹介

吉田暁[ヨシダサトル]
1933年東京生まれ。1955年東京大学経済学部卒業。1955~1985年全国銀行協会連合会勤務(調査部長、事務部長、事務局次長)。1985年~現在、武蔵大学経済学部教授
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感想・レビュー

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Kooya

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内生的貨幣供給論に基づいてナローバンクや金融政策等について論じた本。建部正義氏の『はじめて学ぶ金融論 第2版』と通ずる部分もあるが、本書は決済システムに重きを置いている点が特徴である。銀行の信用創造は貸出から始まるという考えは納得できる。また、本書は電子マネー黎明期の本であり、電子マネーが新たな通貨であるか否かということも論じている。個人的には電子マネーは所詮「既存の貨幣を電子情報化したもの」に過ぎず、二次的である点で新たな通貨とは見做せないと感じた。(コメント欄へ続く)2022/11/05

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