出版社内容情報
決済システムは、基本的には預金振り替えのシステムであり、これを通じて預金はマネーとなるという認識の下に、電子マネー、金融の不安定性から、当面の金融政策にいたる論点を提起する。
内容説明
決済システムは基本的には預金振替のシステムであり、これを通じて預金はマネーとなるという認識の下に、電子マネー、金融の不安定性から、当面の金融政策に至る論点を提起する。
目次
第1部 ペイメントシステム(銀行の決済機能とは何か;ペイメントシステムへの「異業種参入」をどう考えるか;ペイメントシステムのリスクと銀行の本質 ほか)
第2部 現代の貨幣と銀行・中央銀行(ペイメントシステムから銀行システムを考える;オーバーローン論再考;ペイメントシステム・準備預金および中央銀行―E.F.Famaのアカウンティング・システムの検討 ほか)
第3部 金融不安定性と銀行システム(金融システムの安定性とナロウバンク論;ナロウバンク論批判;金融システムの危機とセイフティネット)
著者等紹介
吉田暁[ヨシダサトル]
1933年東京生まれ。1955年東京大学経済学部卒業。1955~1985年全国銀行協会連合会勤務(調査部長、事務部長、事務局次長)。1985年~現在、武蔵大学経済学部教授
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