出版社内容情報
地域社会・民衆にとって、戦前の軍隊はいかなる存在であったか。軍隊の密集した帝都とその周辺を対象に「軍隊」の意味を問う。
内容説明
地域社会・民衆にとって、戦前日本の軍隊はいかなる存在であったのか。軍隊が密集した帝都とその周辺を対象に、平時・戦時における軍隊と地域・民衆との関わりを明らかにする。
目次
第1編 帝都の防衛(帝都防衛態勢の変遷―関東大震災前後を中心として;「東京航空要塞」の出現―帝都防空体制の変遷)
第2編 地域のなかの軍隊(「軍郷」における軍隊と人々―下総台地の場合;軍工廠と地域―東京都北区域の軍工廠を中心に;軍事都市の都市計画―相模原都市建設事業を例に ほか)
第3編 戦争と民衆(日清戦争下の出征兵士家族救助活動―東京市の場合;日露戦後の特命検閲―埼玉県を事例として;アジア太平洋戦争下の市川市警防団 ほか)
著者等紹介
上山和雄[ウエヤマカズオ]
1946年生。国学院大学教授
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