内容説明
21世紀は、グローバルな普遍性と特殊性が歴史の中で交錯し、それぞれの地域における具体性が新しい時代に向けて注目されるようになっている。本書は、日本資本主義を映す鏡ともいえる北海道を中心に取り上げ、地域経済の歴史と未来を住民と労働市場を縦軸にして考える。
目次
第1部 転換期の地域経済(「地域」概念と国民国家;EU統合と地域)
第2部 経済構造と地域産業(北海道経済の産業・経済構造;北海道工業の現況と課題;北海道の建設業)
第3部 労働市場と人口動向(北海道における工業資本展開の背景;北海道の労働市場;北海道における人口動向の推移;北海道経済の到達点と課題)
著者等紹介
奥田仁[オクダヒロシ]
1948年北海道中町生まれ。東京都立大学経済学部卒、北海道立総合経済研究所、北海道経済調査室を経て1992年より北海学園大学経済学部助教授。現在同教授、北海道経済論担当
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