内容説明
社会科学・人文科学における分析的専門化は今日益々進行しその弊害が指摘されて久しいが、果たして諸学が統合化する要因はあるのか?ウォーラーステイン=モデルを軸に検討。
目次
第1部 方法の前途(ヴェーバーにおける科学の分類と歴史社会学―社会学と歴史学;ヴェーバーと価値問題―「歴史的文化科学」の創造性と「文化人」Kulturmenschの意味 ほか)
第2部 資本主義像の更新(ヴェーバーにおける「資本主義」―その「楕円的」資本主義把握;世界史、資本主義、方法にかんするヴェーバー/ウォーラーステイン=モデル―単一社会科学論からの考察)
第3部 政治思想のベクトル(ヴェーバー政治思想とユートピア的発想法―「アダム・スミス問題」進展;市民社会論における「マルクスとヴェーバー」―日本での「マルクスとヴェーバー」問題の視角一九四五~二〇〇〇)
著者等紹介
鈴木章俊[スズキアキトシ]
1950年、東京に生まれる。1973年、立教大学経済学部卒業。1982年、専修大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在は専修大学北海道短期大学経済科教授。専攻は経済史、思想史、経済体制論
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