社会史とは何か―その方法と軌跡

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  • サイズ A5判/ページ数 297p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784818813182
  • NDC分類 362
  • Cコード C3021

目次

第1章 ドグマティズムと決断主義との狭間にある歴史学―未来の史学論のための基礎(対象、概念、関心;歴史学における客観性の基準)
第2章 社会史―概念・発展・問題(論争問題―なぜそれは議論に値するのか;政治史としての一般史とその帰結―学説史上の基本型;1945年以降のパラダイム変化のための命題 ほか)
第3章 歴史―何をめざして?(この問いの歴史的ならびに現在の諸条件と回答の可能性;歴史学の社会的な使命と機能;アイデンティティの形成と批判)
第4章 ドイツにおける社会史の新展開―1970年代半ば以降(新旧のカテゴリーと理論;社会経済史;政治社会史 ほか)

著者等紹介

仲内英三[ナカウチエイゾウ]
1959年東京都生れ、早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学、早稲田大学政経学部教授、西洋政治史専攻。著書に『西洋政治思想史I』(共著)新評論、1995年。『両大戦間期の政治思想』(共著)新評論、1998年、ほか
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感想・レビュー

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トキ

1
初めて本書を手に取って読もうとしたとき、日本語にも関わらず内容が難解で何を言っているのか理解できなかった。日本語なのに読めないという体験をした。それから他の文献を読んで知識や理解が深まったあとに(自分がどの程度深まったのかを自覚してはいなかった)、歴史学方法論の内容に直接入る第二章から読みはじめると、理解することが出来た。日本語を読めたということへの嬉しさを感じた。第一章はヴェーバーとマルクスの認識論や方法論の比較検討を行っており、この章について、現時点では十分に理解出来たとは言いがたい。2020/04/21

トキ

0
本書所収の「第1章 ドグマティズムと決断主義との狭間にある歴史学: 未来の史学論のための基礎」は、『思想』(1976年7、8月) 邦訳論文をもとにしている。もともと独立して執筆された論文であり、本書で読めることは有り難い。とりわけ、この第1章は私にとって大変難しく、読んでは挫折し、読んでは挫折し、を繰り返してきた。そうして、時間をかけて私の中に浸透し、やっと読めるようになってきた。他の章も含めて、著者の論述構成が圧倒的であり、よくここまで伝えきれると驚く。何度も読むたびに理解が深まり、新たな発見がある。2020/11/03

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