内容説明
本書は、わが国地方銀行史に関する研究のうちから6論稿を選び、2編に編成したものである。第1編は、明治期の支店銀行制度と為替取組に関する部分、および大正期まで踏みこんだものであり、第2編は地方銀行と貯蓄組合に関連するもの、およびその他からなっている。
目次
第1編 支店銀行制度の展開と為替取組(明治前期国立銀行の支店銀行制度と為替取組;明治期地方銀行と支店銀行制度と為替取組―静岡県下の事例を中心として;支店銀行制度の展開と駿河銀行)
第2編 地方銀行と貯蓄組合(江藤俊平と「貯蓄方法之事」;農村貯蓄の形成と貯蓄組合―静岡県大仁・大正貯蓄組合の分析;貯蓄奨励政策の展開と田口卯吉―『東京経済雑誌』にみる田口卯吉の貯蓄論)
著者等紹介
岡田和喜[オカダカズノブ]
1931年静岡県生れ。法政大学経済学部、同大学院修了。金融経済研究所主任研究員を経て、現在日本大学経済学部教授、経済学博士。主要業績、『預金協定の史的展開―地方銀行と「預金協定」―』(1987年4月、有斐閣)、『貯蓄奨励運動の史的展開―少額貯蓄非課税制度の源流―』(1996年1月、同文舘)、『中央銀行会通信録 解題・記事総目録』(1998年1月、不二出版)、『田口卯吉と「東京経済雑誌」』(杉原四郎と編著、1995年2月、日本経済評論社)、『東京経済雑誌記事総索引』全4巻(杉原四郎と監修、1996年2月、日本経済評論社)
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