内容説明
本書は、約150年の協同組織金融の歴史から析出された思想・理論を集成し、将来を射程においてこの組織を展望したものである。長い歴史過程のなかで動態的性格を帯びている組織の思想・実態について解釈することを目的としている。
目次
序章 協同組織金融思想と方法論
第1章 協同組織金融の起点
第2章 イタリアの庶民銀行とルツァッティの思想
第3章 ウォルフの協同組織金融論
第4章 カナダのケースポピュレールとデジャルダン
第5章 アメリカのクレジットユニオンとバーゲングレン
第6章 賀川豊彦のキリスト的協同組織金融思想
第7章 国家と社会と協同組織金融―発展途上国を中心に
第8章 協同組織金融の変容と資本主義精神の浸透
第9章 地域主義と中小企業と協同組織金融
第10章 社会的金融への接近―協同組織金融の周辺
終章 協同組織金融の多様性
著者等紹介
長谷川勉[ハセガワツトム]
1965年神奈川県生まれ。89年日本大学商学部卒業。93年同大学院博士後期課程満期退学、同学部専任講師。97年日本大学商学部助教授
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