内容説明
小農の絶対的貧困の解消に農村協同組合は貢献しうるか。その場合、どんな育成手段と役割・機能を組合に付するのが望ましいか。80年代後半以降のナミビアとタンザニアの事例と現地調査から分析。
目次
課題と方法
第1部 南部アフリカ経済の基本構造―組合の政治経済環境(経済と農業の構造分析―ナミビアを事例として;構造調整政策の実態と理念―タンザニアを事例として)
第2部 農村協同組合の分析枠組の検討―組合の理論的考察(アフリカ農村協同組合研究の展開と課題;アフリカ社会主義下の組合育成手段と失敗要因―タンザニアを事例として;南部アフリカ農村協同組合の役割)
第3部 構造調整政策下における農村協同組合の現状と課題―組合の実証分析(組合育成手段の現状―タンザニアを事例として;組合育成手段の影響―タンザニアの組合の事例分析(1)
組合育成手段の課題―タンザニアの組合の事例分析(2)
日本における組合育成手段とその成功要因
農村協同組合の役割と育成の評価―ナミビアの組合の事例分析
農村協同組合の役割と育成の総括―ナミビア・タンザニア・日本の比較分析
本書の要約と今後の課題
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