内容説明
本格的蒸溜技術を日本にとりいれたニッカ創業者、竹鶴政孝とスコットランドからやってきた妻の物語。
目次
ウイスキー修業時代(日本から来た青年;グラスゴー、カーカンテロフ、そしてリタ ほか)
寿屋勤務時代(本格ウイスキーへの夢―山崎;遙かなる異郷のリタ ほか)
起業家時代(企業創立へ 余市ウイスキー蒸溜所;夕日のリタ ほか)
挑戦、そして成功(スコッチとジャパニーズ;マッサンとリタの40年 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
丘野詩果
8
オリーブ・チェックランド作、和気洋子訳。チェックランド夫人は日英交流史の研究家。訳者の和気さんがロンドン留学中に出会っている。豊富な写真で、リタと政孝がどんな人だったのか知ることができる。NHKの朝ドラ『マッサン』では政孝はそのままだけど、リタは「エリー」となっている。時代ごとに章が分けられ、わかりやすく、非常に読みやすい内容である。リタに焦点をあてているので、リタがどんな想いで日本にきたのか、戦争中のリタの苦労、養子を育てる喜びなど、女性目線で書かれている。竹鶴政孝にも好意的な描かれ方になっている。2014/10/18
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