目次
序章 神奈川県の鉄道への視点
第1章 東海道線の開通と鉄道網の拡大
第2章 地域の変貌と鉄道
第3章 幹線鉄道の改良
第4章 大都市化時代の神奈川の鉄道
第5章 戦時・戦後の鉄道
第6章 高度成長期の鉄道
第7章 現代の神奈川県の鉄道を考える
終章 神奈川の鉄道・その未来像
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかしくん。
16
その昔は、京浜線(東京~横浜)で急行を走らせました。停車駅は、新橋、品川、大森だったそうです。その後、東海道線と横須賀線(東京~熱海・横須賀)で長距離電車の計画が始まりましたが、当初の停車駅の予定は前述の通り。当時は、川崎よりも大森が優遇されていたんですねぇ。(元川崎市民の僻み?!(笑))2018/05/12
Mizhology
4
横浜駅がいつまでもずっと工事中の理由が解ったような謎が深まったような。日本初の鉄道は品川~横浜間というのは常識だと思っていたが、知らない友人がいてびっくり。しかし、私もこの本を読むまで理由は知らなかった。オヤトイ外人からのリクエストと、生糸貿易。横浜開港というのは日本史の中で、もっと注目されていい出来事だと思った。しかし、箱根~伊豆の堤Vs五島には笑った。ドラマ化してくれないだろうか。。。2014/05/25
rbyawa
1
c091、この数年前に出た『多摩の鉄道』の姉妹篇のような内容で土地勘のある多摩と違って内容の難易度がたいぶ高かったように思うものの、どちらかというとまだこっちのほうが馴染みがあるかな。要するに日本最初の鉄道が京浜間の東海道線だ、というあの辺、京急の前身である京浜電鉄、湘南電鉄(若干開業前に取り合いが)。他都市より遅れた横浜市電に川崎市電、江ノ電箱根登山鉄道に駿豆鉄道、東横が開いて小田急が開いて、となんとなく話題が散らばっている感はある。むしろ一番まとまっていたのが鉄道補佐であるバス網や貨物輸送だったかも。2012/08/29