円の侵略史―円為替本位制度の形成過程

円の侵略史―円為替本位制度の形成過程

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  • サイズ A5判/ページ数 440p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784818802773
  • NDC分類 337.3
  • Cコード C3033

内容説明

本書は、1878年(明治11年)の第一銀行による韓国への進出に端を発し、太平洋戦争下における「大東亜金融圏」の形成に至るわが国の植民地・占領地、金融・通貨政策の軌跡を鳥瞰するとともに、それの矛盾が深化していく過程を実証的に分析しようとしたものである。

目次

わが国植民地銀行群の形成(横浜正金銀行の登場;台湾銀行の創設;日本興業銀行の変容;朝鮮銀行の形成)
大陸金融侵略政策の胎動(日清銀行構想の台頭;満州中枢金融機関問題;満州・「日支銀行」案の展開)
「鮮満金融一体化」構想の展開(政金の満州通貨工作;朝鮮銀行の満州進出;満州中央銀行の創設)
日満華円ブロック政策の展開(「日支貨幣混一併用策」;国民政府の幣制改革;蒙疆・華北通貨工作の開始;中国聯合準備銀行の創設)
日中通貨戦争の拡大(軍票一色化政策の進展;華興商業銀行の登場;中央儲備銀行の創設;蒋政権と列国の法幣支援)
南方作戦地域の通貨方策(大東亜共栄圏構想の形成;大戦初期の南方金融・通貨政策;軍政下の通貨・軍票工作;南方開発金庫の創設)
大東亜金融圏の形成(圏内金融・通貨制度の再編;等価リンク政策の展開と矛盾;大東亜中央銀行構想の胎動)

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