内容説明
スラッファ経済学において分析された結合生産体系による固定資本と地代について分析をいっそう深化発展させたものであり、スラッファ経済学の新展開を示すものである。古典派経済学(特にリカード)、マルクス経済学、ポスト・ケインズ経済学、産業連関分析、フォン・ノイマン体系、ターンパイク型成長論などとの関連の中で本書を位置づけるとき、本書の現代的意義が浮かびあがってこよう。
目次
序論 結合生産
第1章 商品による商品の結合生産に関するスラッファのモデル
第2章 経済分析における垂直的統合の概念
第3章 基礎的商品、非基礎的商品および結合生産
第4章 基礎的商品、非基礎的商品および結合生産に関する小論
第5章 スラッファの固定資本モデルにおける価格、利潤率および機械の寿命
第6章 スラッファの理論体系における固定資本
第7章 結合生産物としての固定資本および異なった技術進歩の形態をもつ資本蓄積の分析
第8章 地代、所得分配と効率性の順位および地代収益性
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