目次
第1部 ヨーロッパの深部をめぐって(W・スターク翻訳のきっかけ;思想史では飯が食えない?;ヨーロッパの“深部”とは;近代社会の意味;ドイツの文書館;イギリス資本主義発達の特殊性;リカードウと“穀物法廃止”;西欧経済学の受容―西周と福沢諭吉;河上肇の漢詩―日本のインテリゲンチャ)
第2部 文学と経済学のあいだ(森鴎外について―いわゆる二足のわらじ論;西周のヨーロッパ;スミス体系への接近のむずかしさ)
第3部 「科学から空想への経済学」を求めて(福沢諭吉の周辺;学問と大学―現代学生気質;鴎外の人間評価―『渋江抽斎』をめぐって;「科学から空想への経済学」の発展)〔ほか〕