内容説明
本書は、高度成長期を中心とした戦後日本経済の奇蹟的発展を、群馬という地域サイドから回顧し展望したものである。その基底には、戦後日本をここまで支えてきた政治経済システムなり、産業構造がいまその役割を果し終えて転換を余儀なくされているという基本認識に立っている。かかる認識の枠組みの中で地域経済の再活性化の途なり、方策を考えてみたい。
目次
第1章 高度成長の史的素描
第2章 地域社会の変貌
第3章 交通体系の整備
第4章 基本農政と農業の近代化
第5章 工業の推移
第6章 商業活動の変化
第7章 観光の変貌
第8章 地方財政―高度成長はいつどのように始まったか
第9章 都市と農村の変貌
第10章 自然的・歴史的環境の変化
第11章 環境汚染
第12章 県民意識
第13章 地域社会の展望