感想・レビュー
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晴天
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革命前のロシアは貧しい農業国であり、労働生産性も低かった。しかしそれでも後の工業化に繋がる下地が構築されていたことを示す。西欧における産業革命に対して後発者優位を活かし、発展する西欧に農産品を輸出し、進んだ工業技術を導入し、外国の資本を呼び込み、西欧に比べると貧弱であってもある程度の工業化を進めていたことが紹介されている。国庫収入を増やすという目的で導入した高関税が副産物として工業化を促したという分析は興味深い。また、問題が多いが規模自体は巨大な鉄道の急速な敷設が工業化の基盤となったことも見落とせない。2019/02/07