内容説明
本書は、その名のとおり、わが国の労使関係について、法律制度を中心として基本的枠組みを述べるとともに、できるだけ統計的資料を引用して最近の実態を記したもので、企業において生起する具体的問題に対する対応策に直接ふれたものではない。しかし、これまで労使の方々と接触してきた筆者の体験から、労使関係の諸問題を筋を通して適切に処理するためには、まずもって事実関係を冷静な目で客観的に正確に把握し、労使関係の基本的枠組みとそこに流れる基本原則に照らして具体的事実を評価、判断することが必要だと考えている。
目次
第1章 労使関係総論
第2章 労働組合
第3章 使用者団体
第4章 労使関係の基本ルール
第5章 団体交渉
第6章 労働協約
第7章 労働争議とその調整