グローバリゼーションと人間の安全保障

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784818528406
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C2034

内容説明

グローバリゼーションは決して新しい現象でもなければ西洋的価値の普遍化でもないことを明らかにし、グローバリゼーションがもたらす果実と潜在機会のより公正で平等な分配による、弱者の生存と尊厳を守る「人間の安全保障」(ヒューマン・セキュリティー)概念を分かりやすく説く。グローバリゼーションによって地上の人々の格差が拡大するのを防ぎ、あらゆる人々の基本的自由と地球公共財の拡大が期待できる社会システムと国際秩序の構築が急務であることを、世界の知性と良心が冷静に訴える。

目次

第1章 グローバリゼーション―過去と現在
第2章 不平等の地球規模拡大と人間の安全保障
第3章 文明は衝突するのか―問いを問い直す
第4章 東洋と西洋―論理のたどり着くところ
解題 センの経済思想と文明思想(山脇直司)

著者等紹介

セン,アマルティア[セン,アマルティア][Sen,Amartya]
1953年カルカッタ大学プレジデンシィ・カレッジ卒業。59年ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジPh.D.取得。ハーバード大学レイメント・ユニバーシティ教授などを経て98年よりケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学長。ノーベル経済学賞、バハラト・ラトナ賞(インドの宝石賞)など受賞

山脇直司[ヤマワキナオシ]
1972年一橋大学経済学部卒業、上智大学大学院哲学研究科修士課程修了。82年ミュンヘン大学哲学博士。上智大学文学部助教授、東京大学教養学部教授などを経て96年より東京大大学院総合文化研究科教授

加藤幹雄[カトウミキオ]
1959年早稲田大学政経学部卒業。ブランダイス大学(アメリカ)留学。(財)国際文化会館企画部長、常務理事を経て現常任参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

0
出版社名があまり好きではないが、著者がいいので借りた。評者の問題意識は、人間の安全保障を脅かすような、脅かしかねないグローバリゼーションはいかがなものか、というものである。グローバリゼーションは手放しで喜ぶべきものではなく、不正義なグローバリゼーションもあり、その内実は、貧困者がますます貧困になったり、弱者が弱者のまま固定化させられたり、人権や健康を踏みにじられ、長時間低賃金労働を強いてくる、ガルトゥングの構造的暴力を彷彿とさせるものだ。悪いものも蔓延るわけだから、制御する必要があるが、その術が難しい。2012/10/15

かぱまる

0
あらゆる物事を見るとき、誰かに用意されたわかりやすい世界観に気付かず依存してしまう事は恐ろしい。グローバリゼーションの流れは、確かに古からの歴史と切り離して考えられがち(私もそうだった)。丁寧な書き方で読みやすい。2011/08/22

メルセ・ひすい

0
11-49 赤11-35ノーベル経済学賞‘98 ‘53カルカッタ大 ケンブリッジ大Ph.D.ケンブリッジ・トレニティ学長 ・三つの演説と一つの論文‘02 世界の極悪国は国連安全保障理事国⇒五カ国の武器輸出総額は‘96~‘00において、世界全体のそれの81%を占めている。オゾマシイビジネスで大儲けしている。G8は87%・米国は50%。そしてそのうち68%は開発途上国向けである。ASの極悪非道、恥さらしブリが数字で明確に表れている。悪い奴ほどイケシャーシャーと生き血を啜り、いい子ぶっている。偽善は国策。。2009/04/23

uterium

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グローバリゼーションという流れ自体は昔からあって、現状、科学、情報技術によって加速されているだけだというのは同感。一応今のところ、史上最も多くの人を「食べさせる」ことができたのが科学技術+資本主義だからそれが上手い事行くように運用するってのも同意。ただ、理性的なヒューマニズムが世界中の人みんなに普及しうるのかは、疑問だなぁ…。人間は偏見の生き物。2009/11/07

すーさん

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著者は1998年のノーベル経済学賞受賞者。2002年に東京で行われた2度の講演を纏めた書物。グローバリゼーションは善か悪か?、文明は衝突するものか?。どちらの疑問についても、イエス或いはノーを即答する前に、前提条件を整理して確認し、様々に絡んでくる各要素を分解する必要がある。決してグローバリゼーション=西洋文明化ではないし、西洋文明と仏教文明が衝突するものではない。まずは様々な背景を抱えた各人間同士が相互に理解しあうことが肝要だ。 2021/08/09

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