内容説明
従来、アメリカの賃金制度に関しては、部分的に紹介されることはあっても、総合的にとらえた書籍はほとんど存在しなかった。本書は、アメリカの賃金制度の実態を文献研究を基礎として、数次にわたる企業ヒアリング調査で補強してとりまとめたものである。基本給のメカニズムからブロードバンディングの動向までペイ・フォー・パフォーマンスの仕組みと運用法がわかる。
目次
賃金制度の国際比較
アメリカの賃金の考え方
職務分析の手法と職務記述書の作成
職務評価の手法
職務等級制度の設計
賃金比較と賃金表の設計
賃金改定の仕組み
賞与と成果配分賃金
人事評価制度と賃金
人事評価基準の実態
多面評価の状況
ブロードバンディングの動向
技能給と知識給
コンピテンシーと賃金・人事評価
アメリカの賃金管理情報
著者等紹介
笹島芳雄[ササジマヨシオ]
1967年東京都立大学卒業後、労働省入省。73年ブラウン大学大学院修了。86年明治学院大学助教授、89年より同大学教授。厚生労働省「これからの賃金制度のあり方に関する研究会」座長、人事院「能力・実績の評価・活用に関する研究会」座長
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