出版社内容情報
どの職場にも、「あの人はタフだ」といわれる人物がいます。「初めての環境でも希望や目標を見出すことができる」「目標に向かって仲間を探しネットワークを築いている」「失敗してもあきらめない」「どんなことも、何とかなると楽観的にとらえている」などの共通項があるようです。
企業において高い成果を発揮できるのは、「希望」「自己効力感(自分に対する信頼感)」「レジリエンス(再起する力)」「楽観性」がまんべんなく高い人であることが、これまでの研究から明らかになっています。これら4つの要素は本来、だれにでも備わっているものであり、心の力(メンタル・タフネス)を形づくるといわれています。
そこで本書では、「希望をつくり出し」「自分に対する信頼を高め」「逆境からしなやかに立ち直り」「楽観性を育む」ことにより、心の力(メンタル・タフネス)を強くしなやかにする方法をわかりやすく紹介します。あわせて各要素のアセスメント(自己診断)を収録しました。
下野 淳子[シモノアツコ]
著・文・その他
目次
第1章 Hope「希望をつくり出す」(希望の効果;Goal‐Setting「目標を設定する」 ほか)
第2章 Self‐Efficacy「自己効力感を高める」(自己効力感とは;成功体験がもたらす自信 ほか)
第3章 Resilience「逆境からしなやかに立ち直る」(レジリエンスとは;ネガティブな感情をポジティブに転換する―メソッド1 ほか)
第4章 Optimism「楽観性を育む」(楽観主義と悲観主義;楽観的見方と悲観的とらえ方の落差 ほか)
第5章 Well‐Being「幸福を実感する」(幸福感、充実感の追求;所得水準と幸福度 ほか)
著者等紹介
下野淳子[シモノジュンコ]
大手総合商社、電器メーカーにて貿易業務に携わったのち、海外在住経験をもとにメンタル強化のための活動に取り組む。現在、在外邦人向けメンタルヘルスセミナーの国内外での講演やプロデュースを行なう。産業カウンセラー、心理相談員、レジリエンス・トレーナー、ポジティブサイコロジー・コーチ、株式会社PsyCap Partner代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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