出版社内容情報
長時間労働や、結婚・子育てに向き合った労働環境の形成から、働き方の見直し、雇用慣行の変革等企業が対処していくべき課題を考える少子化と人口減少の問題は、2005年頃から言われ始めましたが、最近、景気の持ち直しによる人手不足や消滅自治体論が出るなど切迫感が強まり、再び議論が盛んになっています。また、人口の変化という枠を越え、結婚や雇用慣行への注目度も高まる中、政府におきましても、人口1億人という具体的でハードルの高い目標値を掲げ、一歩踏み込んだ対策が検討されるようになりました。
出生率が下がり、少子化が進むことは、労働力の不足、市場の縮小という形で企業経営に切実な影響が出てきます。
本書は、長時間労働の是正、結婚・子育てにフレンドリーな労働環境の形成から、働き方の見直し、雇用慣行の変革など、企業が対処していくべき課題を考える上でも重要な示唆を与えるものとなっております。
企業の人事労務管理において、ぜひとも本書をお役立てください。
第1章 総論
第2章 少子化の本当の「原因」」とその対応
第3章 少子化対策のあり方:経済学的見地からのサーベイ
第4章 地域の現場から見た少子化日本の危機
第5章 韓国の少子化対策
小峰 隆夫[コミネタカオ]
編集
21世紀政策研究所[ニジュウイッセイキセイサクケンキュウジョ]
編集
目次
第1章 総論(危機的な日本の少子化の現状と足りない危機感;このままでは少子化は止まらない ほか)
第2章 少子化の本当の「原因」とその対応(わが国の少子化の推移;少子化の原因 ほか)
第3章 少子化対策のあり方:経済学的見地からのサーベイ(はじめに―子どもが消えていく;少子化の経済学 ほか)
第4章 地域の現場から見た少子化日本の危機(日本の少子化対策の20年と子ども・子育て支援新制度;出生率が上がっても、産まれる子どもの数は増えない ほか)
第5章 韓国の少子化対策(韓国の少子化の状況;韓国の少子化対策 ほか)
著者等紹介
小峰隆夫[コミネタカオ]
法政大学大学院政策創造研究科教授。東京大学卒業。経済企画庁経済研究所長、物価局長、調査局長、国土交通省国土計画局長などを経て2008年から現職。日本経済研究センター理事・研究顧問、世界平和研究所常任顧問なども勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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