内容説明
人には「聖地」と言うべき場所がある。若く瑞々しい感性が感じ取った出会いの喜び、本を読む幸せ、生きる意味。魂の経験は時代を超えてドイツ文学者の日々を明るく照らす。
目次
1 風に吹かれて(春の想い;稲田をわたる風 ほか)
2 書読む月日(高岡古城公園の中の市立図書館;鶴ヶ谷真一『月光に書を読む』を読んで ほか)
3 この世を超えるもの(聖書と共に―その学びは日常生活の中で;新作能『鎮魂―アウシュヴィッツ・フクシマの能』を観て ほか)
4 畏れを抱きつつ生きる―野村実先生の「問い」を想起しつつ
著者等紹介
三浦安子[ミウラヤスコ]
旧姓、熊谷。1938年京都府舞鶴市に生まれ、東京で育つ。現在、東洋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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