感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一郎二郎
2
人間に向けられた光としての言。イエスだ。世界のどこにも神との直接性はなく、言に依存した間接性だけがある。言は神の言でありつつ、同時に肉体の言であり、我々が現にあるようにある。よって言が啓示されるときは、行動の現実となる。霊は人間に身をむけた神ゆえ、人間には理解できない。しかし出来事の実在性により把握できる。神の啓示は創造を乗り越える。新たな光、朝の輝きだ。闇に輝く光。否が然りに対立している。闇との戦闘。闇は光によりきわだち、裁かれる。光は無条件で輝く。イエスは驚くべき主権性をもって、光として闇に勝たれる。2023/05/06