内容説明
信州の八ヶ岳山麓に高森草庵をひらき、祈りと労働、思索の日々を送った押田成人神父。病を同伴者としつつ、宗教や民族をこえた人々との出逢いを通して、概念や観念、自我から解き放たれていった彼の生涯をたどる。
目次
第1章 誕生からドミニコ会との出逢いまで(少年時代;旧制第一高等学校時代 ほか)
第2章 高森草庵に生きる(ドミニコ会入会からカナダ滞在、日本帰国まで;高森草庵のはじまり―新しき村へ ほか)
第3章 人々とのめぐりあいと九月会議(国内でのめぐりあい;海外でのめぐりあい;九月会議)
第4章 現代文明との闘いと思索の深まり(現代文明との闘い;思索の深まり)
第5章 闘病と晩年(世界を巡礼して;本格的な闘病生活へ ほか)
付録 「祈りの姿に無の風が吹く」より
付録 「不思議な流れ」より
著者等紹介
宮本久雄[ミヤモトヒサオ]
1945年新潟県生まれ。20歳のころに押田さんや高森草庵と出逢い、洗礼を受ける。押田さんと同じドミニコ会に入り、カナダやイスラエル、フランスで聖書やキリスト教について遊学した後に司祭となり、聖書や教父などを教える。今も高森草庵をたずねつつ、押田さんや高森草庵の精神を学問的に表現しようと孤軍奮闘中
石井智恵美[イシイチエミ]
1960年東京生まれ。学生時代に押田神父や高森草庵に出逢う。日本や韓国やドイツで神学を学んだ後、教会の牧師をしつつキリスト教思想などを教える。今も度々高森草庵を訪れ、畑仕事や田んぼ仕事をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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