内容説明
『箴言』の第二部分にあたる10章1節~22章16節で展開されているのは、単純な個人の応報思想ではない―構文や語形の綿密な吟味や考察をした上で、その構造や統一性を示す。著者の博士論文の書籍化。
目次
序論
第1章 箴言の本文、最終形態、編纂
第2章 詞の意味ある配列を前提としない研究
第3章 「行為‐結果‐連関」と宇宙秩序
第4章 聖書ヘブライ詩の並行法
第5章 差異を伴う反復
第6章 箴言第2部分における構成手法と構造
第7章 箴言10‐12章の翻訳
第8章 箴言10‐12章の構成
結論と展望
著者等紹介
加藤久美子[カトウクミコ]
1965年東京生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、南山大学人文学部キリスト教学科准教授。専門分野は旧約学、宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。