内容説明
パウロ書簡を内在的に読む。パウロ書簡における「旧約」引用は読者を戸惑わせる。なぜこの箇所が、この文脈で引用されているのだろうか?間テクスト性の観点から「旧約」とパウロ書簡の間に生まれる響きに耳をすませ、パウロに内在する論理を明らかにする。
目次
第1章 パウロによる解釈法の難題(聖典の読者かつ誤読者であるパウロ;パウロによる解釈法への諸々の批判的なアプローチ ほか)
第2章 ローマ書における間テクスト的な反響(予示された義と怒り(ローマ書1‐2章)
神の義の証人としての律法と預言者(ローマ書3‐4章) ほか)
第3章 約束の子どもたち(教会中心的な解釈法;荒野におけるイスラエル(2コリ8:8‐15;1コリ10:1‐22) ほか)
第4章 キリストからの手紙(新しい契約の解釈法?;2コリ3:1‐4:6―1つの読み ほか)
第5章 「言葉はあなたの近くにある」―終末論的共同体における解釈法(パウロによる聖典の読み;解釈学的モデルとしてのパウロの手紙)
著者等紹介
東よしみ[アズマヨシミ]
関西学院大学神学部准教授。国際基督教大学卒業、東京大学大学院修士課程修了、エモリー大学大学院博士課程修了(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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