内容説明
脳性まひの兄・源三がつむぐ「まばたきの詩」の数々を聞き取った妹。奇跡の詩人を支えた家族がここに。書名となった「悲しみよありがとう」から、「私は私らしく生きる」「苦しまなかったら」「物が言えない私は有難うのかわりにほほえむ」など、珠玉の作品を残して47歳で世を去った水野源三さん。その作品を紹介しつつ、源三さんを支えた家族の物語を妹の視点から語る。
目次
病魔
五十音表
創作
宮尾先生との出会い
花火
父のこと
悲しみよ
カッコウの声
母が逝く
榎本保郎先生〔ほか〕
著者等紹介
林久子[ハヤシヒサコ]
「まばたきの詩人」として知られる水野源三の妹。脳性まひで「まばたき」によってしかコミュニケーションができなくなった兄の創作を子どもの頃より手助けし、「まばたき」が生み出す作品を文字に書き取り続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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