内容説明
足かけ30年にわたり教鞭をとってきたキリスト教教育学者・朴憲郁教授。東京神学大学でキリスト教教育を専攻、信徒教育やキリスト教学校、幼稚園など、教会内外の様々な現場でキリスト教教育の働きを担う『キリスト教教育の理論と実践』を重ねてきた教え子たちの論考集。朴教授自身の、近代教育学の父コメニウスの平和教育に光を当てた論考も収録。
目次
教える説教から共感させる説教へ―キリスト教教育現場の説教指導に基づく現代説教批判
教会における教育的使命―神の家族として育てる
キリスト教教育が「日本の地方」で生きるための考察
「平和を実現する」教育とは―宣教師J.H.Covellの平和教育思想と実践を手がかりに
現代に求められるルターの教育思想と神学
子どもの創造的発見―ブッシュネル、バルト、ボーレンの人間観を巡って
キリスト教教育を通して子どもに教えられる神の愛
日本の教会学校における一考察
ブッシュネル『キリスト教養育』の今日的展開
韓国から見た日本 その宣教と教育〔ほか〕
著者等紹介
上野峻一[ウエノシュンイチ]
1985年、御殿場生まれ。2010年、青山学院大学卒業、幼小中高教員免許状取得。2014年、東京神学大学博士課程前期課程修了。2014‐2017年、日本基督教団経堂北教会担任教師。現在、鎌倉雪ノ下教会担任教師、東京神学大学博士課程後期課程在籍、東洋英和女学院中学高等学校聖書科非常勤講師、認定NPO法人ACEF(アジア・キリスト教教育基金)評議員
田中かおる[タナカカオル]
東京都出身。東洋英和女学院短期大学(保育科)卒業、同・保育専攻科修了。1998年、東京神学大学大学院神学研究科博士課程前期課程修了。2014年、聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化研究科博士後期課程満期退学。現在、日本基督教団安行教会主任担任教師、及び浦和ルーテル学院、聖学院大学、東洋英和女学院大学、立教女学院短期大学、藤女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。