内容説明
新約聖書本文研究の最新情報がわかる。新約聖書の本文の元となる写本の種類やその作成、テクストの原文を復元しようとする歴史など、「本文批評」に関する基礎知識を網羅する、定評ある一冊。大幅に増補改訂された原著第４版（２００５年）からの最新訳。
目次
第一部 新約聖書本文批評のための資料（古代における書物の製作；新約聖書本文の主要な証言）
第二部 ギリシア語聖書の印刷本における新約聖書本文批評の歴史（本文批評以前の時代：「公認本文」の起源と普及；近代的批評の時代：グリースバッハから今日まで）
第三部 本文批評の適用（学問分野としての本文批評の始まり；現代における本文批評の方法；新約聖書の本文伝達における誤りの諸原因；新約聖書本文の伝達史；新約聖書本文批評の実際）
著者等紹介
橋本滋男［ハシモトシゲオ］
１９３５年兵庫県生まれ。１９６１年、同志社大学大学院神学研究科修士課程修了。１９６４‐７０年、ニューヨーク・ユニオン神学校、プリンストン神学校に留学（神学博士）。１９８０‐２００６年、同志社大学教授（１９９４‐２００６年、同神学部教授）。２００８年逝去
前川裕［マエカワユタカ］
１９７０年三重県生まれ。１９９６年、同志社大学大学院神学研究科博士前期課程修了。現在、関西学院大学理学部准教授（宗教主事）、日本聖公会京都教区ウイリアムス神学館非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
