キリシタン音楽入門 - 洋楽渡来考への手引き

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  • サイズ 46判/ページ数 184p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784818409705
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0073

出版社内容情報

キリスト教弾圧で消えていった西洋音楽。幻の「キリシタン音楽」の姿を探り続けた西洋古楽研究の大家が書き下ろす、待望の入門書。歴史の闇に埋もれたキリシタン期洋楽伝来の実態に西洋古楽研究の大家が光をあてる

キリスト教とともに戦国末期の日本に渡来し、徳川幕府のキリスト教弾圧により消えていったグレゴリオ聖歌とルネサンス音楽……。かくれキリシタンが歌い継いだ「歌オラショ」をはじめ、現代まで遺る貴重な史料を駆使して、幻の「キリシタン音楽」の姿を探り続けた西洋古楽研究の大家が書き下ろす、待望の入門書。

【目次】

第一部 洋楽の渡来
 洋楽の渡来
 天正遣欧少年使節
 関白秀吉御前演奏
 音楽史料の欠如

第二部 『サカラメンタ提要』
 その内容
 収録された聖歌
 キリスト教弾圧

第三部 『キリシタン・マリア典礼書写本』
 もう一つの史料
 聖歌旋律の復元
 音楽との関連
 成立期と収蔵の経緯

第四部 かくれキリシタンのオラショ
 生月島の「かくれキリシタン」
 生月のオラショ
 「歌オラショ」
 《ぐるりよざ》
 《ぐるりよざ》の原ラテン語聖歌を求めて

第五部 筝曲《六段》の成立について
 変奏曲の発想
 《クレド》とは
 《クレド》と《六段》との重ね合わせ
 キリシタン期の日本における《クレド》
 ヴィオラ・ダルコによる聖歌伴奏
 筝曲《六段》の作曲者

あとがき

第一部 洋楽の渡来
 洋楽の渡来
 天正遣欧少年使節
 関白秀吉御前演奏
 音楽史料の欠如

第二部 『サカラメンタ提要』
 その内容
 収録された聖歌
 キリスト教弾圧

第三部 『キリシタン・マリア典礼書写本』
 もう一つの史料
 聖歌旋律の復元
 音楽との関連
 成立期と収蔵の経緯

第四部 かくれキリシタンのオラショ
 生月島の「かくれキリシタン」
 生月のオラショ
 「歌オラショ」
 《ぐるりよざ》
 《ぐるりよざ》の原ラテン語聖歌を求めて

第五部 筝曲《六段》の成立について
 変奏曲の発想
 《クレド》とは
 《クレド》と《六段》との重ね合わせ
 キリシタン期の日本における《クレド》
 ヴィオラ・ダルコによる聖歌伴奏
 筝曲《六段》の作曲者

あとがき

皆川達夫[ミナガワタツオ]
1927年東京生まれ。1951年東京大学文学部卒業。1953年同大学院修了。1955-58年、1962-64年の2回にわたってアメリカ、ヨーロッパ留学。1968年立教大学教授、1993年同大学定年退職、元東京大学講師、元慶応義塾大学講師。現在、立教大学名誉教授、全日本合唱センター名誉館長、国際音楽学会名誉会員Ehrenmitglied。中世音楽合唱団(1952年設立)主宰。著書『バロック音楽』『中世・ルネサンスの音楽』(講談社)、『オラシヨ紀行』(日本キリスト教団出版局)、『西洋音楽ふるさと行脚』『西洋音楽史? 中世・ルネサンス』(音楽之友社)他。NHKラジオ番組「音楽の泉」(AM第1放送、日曜朝)解説担当。1978年イタリア政府よりキリシタン音楽研究の功績によってイタリア共和国功労勲章を授けられる。2003年論文『洋楽渡来考』によって明治学院大学より芸術学博士号を授けられる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水紗枝荒葉

1
ルネサンス音楽研究の大家・皆川達夫が1975年以後携わった日本のキリシタン音楽に関する入門書。洋楽の渡来/『サカラメンタ提要』/『耶蘇教写経』/かくれキリシタンのオラショについて要領よくまとまっている。600ページもある大著『洋学渡来考』の概説として読めるだろう。ただ筝曲「六段」と「クレド」に関する議論はだいぶ危うい。2024/11/10

horada

0
****2025/01/02

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