感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
3
フェミニズム系神学の書籍で初めて読んだのが本書。これまであまり知らなかった福音書に対する視点がいくつか散見され、ある程度興味深く読めたものの、同時にある種の限界というか、カトリック信者として、どうしても受け入れられない要素があったのも事実。とりわけ最終部、九章においては、贖罪論と十字架の否定、十章においては、マリアの処女懐胎の否定。確かに実証的に読み説いていけばそうなるかもしれないが、そこを否定されるのは、ある意味これまでのキリスト教信仰の根幹に関わる問題なわけで、そこはどうしても軽視できない。2014/07/28
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