目次
第1部 山本八重、会津に生きる(子ども時代;戊辰戦争)
第2部 新島八重、京都に生きる(京都での出会い―襄とキリスト教;襄との結婚生活;八重と女子学生;看護の日々)
第3部 わたしらしく生きる(襄を失ってから;自分らしく生きる)
著者等紹介
山下智子[ヤマシタトモコ]
福島県生まれ。同志社大学神学部卒業、同志社大学神学研究科博士課程(前期)修了、サンフランシスコ神学校留学。日本基督教団弓町本郷教会伝道師、日本基督教団会津若松教会牧師を経て、2008年より新島学園短期大学宗教主任・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miki
6
著者は福島出身、新島襄が設立に携わった同志社大学出身で現新島学園短大准教授で牧師という。八重についての本を書かずしてどうする、というほどの縁の深さである。女性らしい、優しくしかし芯の強い文章で八重の一生を綴る。東北復興応援目的の大河ドラマでは、おそらく会津若松時代がメインで、後の京都での生活には重点をおかず描かれるであろうから、そういう意味ではこの本で八重の晩年や幕末から明治の激動の時代背景も知ることができ、非常に興味を持って読めた。覚馬や庄之助のその後も気になった。新島襄についての本も読んでみたい。2013/02/13