感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Francis
12
10数年ぶりの再読。小説家遠藤周作さんの親友であり遠藤さんの小説「深い河」の大津のモデルでもあった井上神父様。大津のモデルだと知り読み直してみた。大津がフランスの修道院で上役に語った考えと共通する考えがあとがきに述べられており、大津のモデルであると確認できた。しかし井上神父様の語るイエス様は遠藤さんの語るイエス様と異なり奇蹟を行う「神の子イエス」そのものである。だからイエス様の説かれた罪のゆるしなどの教えの素晴らしさが良く理解できた。井上神父様と遠藤さんはお互いの考えの違いで喧嘩はしなかったのだろうか。2021/12/05
なおた
1
「少しわき道にそれますが、聖霊も神さまであられるわけですから、聖霊にお祈りするときには、聖霊などと呼び捨てにはしないで、「おみ風さま」とお呼びかけしたらよいのではないかと思っています。呼びかけの祈りだけではく、ふだん使うときでも「おみ風さま」とお呼びしたらどうでしょうか。」(230頁)風の家運動の機関誌『風(プネウマ)』に掲載された文章をまとめたもの。井上神父の主張した「聖霊」を和語で「おみ風さま」と呼んだらどうか?との提案は意見の分かれるところではなるかな?とは、正直、感じました。2020/07/12




