内容説明
絵本は子どもの心の相談相手。絵本を通して、子どもはどのように心を耕しているか。母として、祖母として、そして保育者として、子どもと共に歩んできた温かい眼差しが見つめる、37冊の絵本と幼児の豊かな心の生活。
目次
1 安心して過ごす日々・3歳から4歳のころ―「しんまい」から「いちにんまえ」へ(たしかめる『ちいさいきかんしゃ』;いやされる『ゆかいなかえる』;いい気持ち『なつのあさ』 ほか)
2 自らの存在を問うこと・4歳から5歳のころ―大きくなりたかった(大きくなりたい『かいじゅうたちのいるところ』;迷う『おじさんのかさ』;絵本はぼくの友だち『11ぴきのねこどろんこ』 ほか)
3 他の存在を思いやる・5歳から6歳のころ―なにからなにまでおもしろかった(新しい出会い『ペレのあたらしいふく』;共有した時をもつ『あるきだした小さな木』;心を動かす『きつねのきんた』 ほか)
5 絵本からの贈りもの―生き方の基盤となること(ごっこ遊びに取り入れられる絵本;人との交流を深める絵本;選ぶ楽しみ、考える楽しみを与える絵本 ほか)
著者等紹介
長山篤子[ナガヤマアツコ]
1939年、旧満州(現在の中国東北部)鞍山で生まれる。1960年、東洋英和女学院短期大学保育科及び保育専攻科卒業。1979-1999年、大妻女子大学人間生活科研究所発達環境部門研究員。武蔵野相愛幼稚園、彰栄保育専門学校を経て、現在、青山学院幼稚園主事、青山学院女子短期大学及び聖学院大学非常勤講師。共著に『思いやりを育む保育』(新曜社)『教育・保育実習の手引き』(建帛社)『保育総論』(東京教科書出版)他
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