内容説明
1861年、キリシタン禁制下の日本に堅い伝道の志を携えて上陸。明治維新、キリスト教迫害、日露戦争の嵐の中、神に示された道を一途に守り、函館に播かれた一粒の種を東京復活大聖堂(ニコライ堂)へと育て、最後の日まで聖書翻訳完成に心血を注いだ聖ニコライ大主教の生涯。
目次
第1章 生い立ちと伝道の志―1836‐1861年(生まれ;童子ニコライ ほか)
第2章 花嫁日本―1862‐1873年(日本を学ぶ;最初の洗礼 ほか)
第3章 福音の器―1874‐1899年(宣教の基盤;神の田で働く教役者 ほか)
第4章 20世紀はじめの試練―1900‐1905年(変わる日本;経典翻訳作業 ほか)
第5章 尊き終わり―1906‐1912年(独立という課題;自立の苦労 ほか)