内容説明
著者の言葉を読めば、看護の歴史的ジレンマや現在のジレンマを複合的に理解することができるようになるだろう。彼女自身の言葉は、看護と社会に対する遺産を、完全に理解するための重要な資料である。
目次
第1部 看護の力と政治の力(看護の力―私はこう信じる;看護における力と自由と専門的実践 ほか)
第2部 フェミニズムと看護(看護と初期のフェミニズム;構造的女嫌い―ケアの方策への影響)
第3部 歴史的思考と看護(学問の基礎―看護における歴史的思考;看護見習い制度の神話と現実―パターナリズムの真相)
第4部 新しいナースのための新たな展望(看護に生まれる新たな広がり―タイムリーな始まり;看護をピンで束縛する神話と象徴)
著者等紹介
アシュレイ,ジョアン[アシュレイ,ジョアン][Ashley,Jo Ann]
1939‐1980。学者、詩人、哲学者、ナース、歴史家、教師、作家、演説家、そして社会批評家。彼女の多面的な存在は相互につながり合い、それぞれが完璧な形で著作の中に表れている
ウルフ,カレン・アン[ウルフ,カレンアン][Wolf,Karen Anne]
博士、RN、CS(テクニカル・スペシャリスト)。ボストンのMGH保健専門職研究所(The MGH Institute of Health Professions)の大学院看護課程のファカルティーに属し、ケンブリッジ老人保健センターで実践を継続している。ジョンズ・ホプキンズ病院看護学校のディプロマ課程を卒業し、ボストン大学から地域保健看護でBSN(看護学士号)とMS(理学修士号)を取得、マサチューセッツ大学ウスター校の成人保健学で修士取得者コース修了証書を得た。政治や看護、地域保健、女性の健康と加齢などのトピックスについて、広く講演や執筆活動をしている。メディアのさまざまな企画でコンサルタントを務めたり、ナース・ナウ(Nurses Now)、進歩的社会変化を求めるナースたち(Nurses for Progressive Social Change)、国民健康保険を求めるナースたち(Nurses for National Health Care)などのグループでも活発に活動している
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