内容説明
現存の法体系の中で許容される方法を検討したうえで、在宅医療における主治医と看護婦の関係を明確にし、療養者の安全を確保し、さらに療養者の生活に便宜を与えるための用具として、「在宅療養支援のための医療処置管理看護プロトコール」を提案する。これは主治医からの指示を一定の原則のもとにその範囲内で看護婦に解除し、そこでは看護婦の自由裁量権を認めるということを前提にしている。これを用いる看護婦は実施する医療行為の責任を自覚し、十分な技術的準備をしなければならない。この提案は、わが国においては初めての提案である。
目次
第1部 施設内規準(医療処置管理看護プロトコール)の考え方・使い方(施設内規準(医療処置管理看護プロトコール)の意義と目的
施設内規準(医療処置管理看護プロトコール)の作成過程と構成)
第2部 医療処置管理看護プロトコール(在宅自己注射(インスリン療法)
在宅自己腹膜灌流
在宅酸素療法
在宅中心静脈栄養法
在宅自己導尿
在宅人工呼吸療法(筋萎縮性側索硬化症療養者―経気管陽圧法)
在宅癌化学療法
在宅経管栄養法
気管カニューレ管理法
膀胱留置カテーテル管理法)
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