内容説明
本書は、医療経済学をマクロ分析とミクロ分析の双方の側面から現在、わが国の医療界が直面している諸問題を初学者向けにわかりやすく解説したものである。
目次
第1章 まず知っておきたい“国民医療費”の仕組みと変化
第2章 “医療費適正化”はなぜ世界共通のテーマなのか
第3章 諸外国の“医療費適正化”政策の中身とキーワードとなる“質の確保”
第4章 日本の“医療費適正化”政策の中身と医療職への影響を知る
第5章 “保健活動”はそもそも“医療費適正化”につながるか
第6章 “医療の規制緩和”とは何か それは日本の医療の“救世主”となるか
第7章 管理者が理解しておきたい“診療報酬制度”の課題とその処方箋
第8章 支払機関である“保険者”とは何か その経済学的な基礎知識
第9章 “病院”という組織の経済学的な仕組み解説
第10章 これからの“診療所”は経済的にメリットがあるか
第11章 基本となる“薬”の経済学入門
第12章 看護婦と医師のための“労働経済学”